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外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

 2023年3月30日

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

外壁塗装を行うにあたり、「ケレン」という言葉を目にしたことはないでしょうか?

いかにも専門用語という響きですが、「ケレン」は塗装工事で非常に重要な作業です。

 

ケレンが必要なケースと不要なケースがあり、状況に応じて適切な施工を行わなければなりません。

ケレンが必要なところをなにもしないで塗装すると、すぐに塗装が剥がれてしまったり、見栄えの悪い仕上がりになってしまったりと問題が生じる可能性があります。

 

本日は外壁塗装で行う「ケレン」についてご紹介したいと思います!

 

【外壁塗装のケレンとはどんな作業?】

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

ケレンについて説明する前に、まずは外壁塗装の工程を確認してみましょう。

 

【外壁塗装の工程】

1:足場設置

2:高圧洗浄

3:下地処理

4:下塗り〜中塗り〜上塗り

5:足場撤去

6:完成

 

ケレンは下地処理の一つでして、外壁塗装の工程では3番目に行います。

 

ケレンはサンドペーパーやナイロンパッドなどの手工具やディスクサンダーなどの機械工具を使って、下地を研磨する作業のことです。

 

下地とは塗装する面のことです。下地にはこれまでの経年劣化により汚れや古くなった塗膜が付着して塗装がつきづらい状態になっています。

 

ケレンはこれらの不純物を削ぎ落として塗装が密着しやすい下地に調整するために行います。

 

【ケレンは1種・2種・3種・4種があります】

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

ケレン1種〜4種まであります。

住宅塗装工事は旧塗膜を残して塗装しますので、採用する工法は3種と4種です。

 

【1種ケレン】

研磨材を吹き付ける「ブラスト工法」でサビなどの不純物と旧塗膜を除去する方法。大型建築物、橋梁、船舶などに採用され、一般住宅で行うことはありません。

 

【2種ケレン】

ディスクサンダーなどの機械工具や手工具を使って不純物と旧塗膜を除去する方法。鉄骨構造の建物に採用されます。

 

【3種ケレン】

サビや剥離している塗膜、汚れなどを電動工具や手工具を用いて除去する作業。1種、2種とは違い、旧塗膜を残します。

 

【4種ケレン】

旧塗膜(活膜)を残し、サンドペーパーなどで付着する汚れや凹凸になった下地を平滑にする作業。目荒らしとも呼ばれており、軽微な痛みの時に採用します。

 

【ケレンは「密着性を高める」「見栄えをきれいにする」の目的のために行う】

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

経年劣化した下地は、汚れなどの不純物により塗装が密着しにくくなっており、表面も荒れているため、塗装してもきれいに仕上がりません。

 

ケレンは「塗装の密着性を高める」「見栄えをきれいにする」という目的で行います。

 

ケレンをせずに塗装してしまうと以下の問題が生じてしまうため、念入りに行うことが大切なのです。

 

【ケレンをせずに塗装すると起きる問題】

・塗装の密着性が落ち、短期間で剥がれる

・表面が凸凹で見栄えが悪い

・塗装ムラができる

 

外壁塗装は数十万円以上もする高額工事です。すぐに塗装が剥がれてしまったら無駄な工事代を払ってしまうことになりますので、ケレンなどの下地処理をしっかりしてくれる信頼できる業者に工事を依頼することが大切です。

 

業者選びについては以下のページで詳しく解説しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

 

「外壁塗装工事は業者選びが大切!」

 

「本当に外壁塗装工事をする時期?長く付き合える業者の選び方」

 

【ケレンが必要な場所】

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

ケレンは大事な下地処理作業ですが、すべてのところに行うわけではありません。

ケレンを行うのは以下の場所です。

 

【ケレンが必要な場所】

・破風板

・軒天井

・雨樋

・シャッター

・雨戸

・帯板(幕板・モール)

・フェンス

・門扉

・ポスト

・手すり

・笠木

・棟板金

・水切り

・エアコンカバー

・面格子

 

ケレンが必要な箇所は上記の部材以外にもありますが、ケレンが必要か不要か線引きすると「外壁や屋根以外の部材にケレンが必要」ということです。

 

外壁や屋根にケレンを行わない理由は、手作業では手間と時間がかかってしまうからです。外壁や屋根にも汚れや古くなった塗膜が付着しているため、ケレンを省いてしまったら塗装の保ちが悪くなると思われるかもしれません。

 

しかし、屋根と外壁は高圧洗浄で汚れなどの不純物を洗い流し、下塗りを行なって塗装の密着性、下地の平滑化など調整を行なっています。ですから、外壁や屋根はケレンをしなくても十分に塗装の耐久性や見栄えを保つことができるのです。

 

ただし、塗装が密着しにくい塗装が施されているなど、状況によっては外壁全体をケレンしなければいけないケースもあります

 

このような場合は、ディスクサンダーなどを用いて手作業で外壁をケレンをしなければいけません。前述したように、外壁全体のケレンが必要だと時間がかかるため、通常よりも工事代が高くなります。

 

【手抜き工事を防ぐために施工写真を撮ってもらいましょう!】

外壁塗装で行うケレンとはどんな作業?ケレンが必要な箇所と手抜き工事を防ぐ対策!

ケレンは塗装の品質にとても関わる大事な作業です。ケレンを含む下地処理作業は、塗装前に必ず行なっておく必要がある工程ですので、これから外壁塗装をお考えの方は、ちゃんと下地処理をしてくれる業者に工事を依頼しましょう。

 

下地処理についてはこちらの「外壁塗装で大事な下地処理とは?工程の種類や内容を解説します!」もご参考にしてください。

 

ケレンは塗装が仕上がると見えなくなる工程です。隠れてしまうのをいいことにケレンなど下地処理を省く業者もいるため注意が必要です。

 

手抜き工事を防ぐために各工程の施工写真を撮ってもらうように対策をしましょう。施工写真があればどんな作業をしたのか確認ができます。

 

当社はお客様が安心して工事を任せていただけるように、施工写真やアフターサポート、工事保証などを実施しております。これから外壁塗装をお考えの方はぜひご相談ください。

 

当社についてはこちらの「当社の強み」をご覧ください。

 

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