今ではサイディング材の建物が多いので、コーキングという言葉をよく聞くと思います。
「塗装するときコーキングしますね。」とか商談中に話が出てくると思います。
それでは、どんなコーキング材を使っているかご存知ですか?? と、聞かれてもわからないと言う人がほとんどだと思います。
外壁塗料はフッ素使いましたとか、ラジカル制御型使いましたとか、シリコン使いましたとか、塗装の質に対しては答えられる人もいると思います。
色々なお客様に会ってきた中で、何故ここを1番の重要ポイントだとしていない業者が多いのか…?
コーキングをやったかやってないかなんて、塗装に比べたらわかりづらいですからね。
そりゃあメインは外壁塗装ですが、漏水の根本はこのコーキングの劣化からきているものがほとんどだと思います。
漏水の根本と言うことは、非常に重要な事だってことです。
そして、コーキングにも物のレベルがあるってことです。
大まかに言ったらウレタン、シリコンなどがありますが、そのウレタンの中、シリコンの中にもいくつもの種類があります。
1つ一番見ておきたいものは、NB(ノンブリード)かどうかって事です。
この画像にもコーキング処理がされているところは黒っぽいというか、茶ばんでいる。
これを「ブリードしている」と言います。
コーキング処理して年数が経った物はブリードして、コーキング部分とそうでない部分の汚れに違いが出てきます。
ブリードとは、コーキング剤から油がにじみ出てきて、そのコーキングに対してホコリなどの汚れが付きやすくなっているので、他の部分よりも汚れていってしまいます。
それを極力抑えるものが、ノンブリードタイプのコーキング剤です。
コーキング剤の上に塗膜をつけるのであれば、シリコンでもウレタンでもどちらでも良いと思いますが、ノンブリートタイプのコーキング剤ってのだけは外さないでください。