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屋根塗装は勾配で費用が変わる。屋根足場が必要なケースを解説します

 2022年4月28日

屋根の画像

見積もりを見たら思っているよりも高い。

よく見たら足場と一緒に屋根足場という項目が……

同じ足場なのにこれって重複しているんじゃないの?

このような疑問はありませんか?

足場の他に屋根足場の項目があったら二重請求しているようで気になりますよね。

屋根足場は屋根の勾配(傾斜)によって通常の足場に追加して設置する場合があります。

屋根の勾配は家によって違い、急傾斜な屋根もあれば緩やかな傾斜の屋根もあります。

これから屋根塗装をお考えの方は、屋根の傾斜によって工事価格も変わってしまうことを押さえておきましょう。

今回は屋根足場や屋根勾配で工事代が高くなってしまうことをお伝えしていきます。

 

【足場が必要な理由は安全性と工事の品質を守ること】

屋根塗装は勾配で費用が変わる。屋根足場が必要なケースを解説します

「そもそも足場は必要なの?」

こんな疑問を感じている方もいらっしゃるかと思います。

先に結論をお伝えしますと、塗装工事は外壁も屋根もかならず足場を設置する必要があります。

足場を設置する理由は「作業をする職人の安全性を確保すること」「工事の品質を守ること」「飛散防止と近隣への配慮」です。

安全性が確保されていなければ職人も集中して施工することができません。

集中力を欠いた工事では品質もあやしいです。

ですから、高い場所でも安心して施工に集中できるように足場を設置し、安心して作業に没頭できるからこそ高い品質で施工することができるのです。

 

【足場の種類はビケ足場と単管足場】

足場の種類は「ビケ足場(くさび緊結式足場)」と「単管足場」「屋根足場」があります。

 

住宅工事で最も多く用いられている足場は「ビケ足場(くさび緊結式足場)」です。

ビケ足場は手すり(横部材)の両端がクサビになっており、支柱にハンマーで打ち込み緊結する構造になっています。

部材を緊結式で組んでいくため施工や解体が容易で、固定もしっかりしているため安定性があります。

塗装工事ではビケ足場を使うのが一般的です。

 

単管足場はパイプ足場とも呼ばれていて複数の単管(丸い筒状の鋼管)をクランプで接合して足場を組みます。

ビケ足場のように踏み板という通路用の部材はなく、単管は丸い形状のため移動する際は足をすべらせないように注意が必要です。

 

ビケ足場や単管足場は建物を囲うようにして設置する足場です。

地面から屋根くらいまでの高さまで枠のように足場を組むことで、高所作業も安全に作業をすることができます。

塗装工事にかぎらず高所作業を含む工事は、かならずビケ足場のような建物を下から上まで囲う足場が必要です。

それでは屋根足場はどんな足場か気になりますよね。

屋根足場はどの建物もかならず必要というわけではありません。

屋根足場は設置が必要な建物と設置の必要がない建物があります。

それでは次に屋根足場とはどんな足場か、どんな建物に屋根足場が必要かをご説明していきます。

 

【価格が高くなる?屋根勾配と屋根足場とは?】

屋根の画像

屋根には効率良く雨を流したり、雪が積もらないように傾斜がついています。

屋根の傾斜のことを勾配と呼んでいます。

屋根勾配は3寸勾配、4寸勾配、5寸勾配などいろいろな角度があり、数字が大きくなるほど角度がきつくなります。

屋根勾配は大きく分けると「急勾配」と「緩勾配」になります。

急勾配の屋根は角度がきついため屋根の上での作業が緩勾配と比べて体に負担がかかります。

あまりにもきつい角度の場合は屋根の上に立っているだけでも大変ですし、足を滑らせてしまったら落下する恐れがあって非常に危険です。

このような施工環境ではまともな工事ができませんから、急勾配の屋根には屋根足場を設置します。

屋根足場とは屋根の上に組んだ足場のことです。

屋根の傾斜に直交して足場を組みますから、屋根の上でも足の踏ん張りが楽になり、施工性がしやすくなります。

 

見積もりを見て通常よりも高くなってしまうのは勾配がきつく屋根足場が必要になる場合です。

緩勾配の屋根よりも施工性が悪いこと、通常の足場に追加して屋根足場が必要になること、など急勾配の屋根はこのような理由があるため通常よりも工事価格が高くなってしまいますのでご注意ください。

 

塗装工事の相場価格についてはこちらの「外壁塗装・屋根塗装の相場価格」をご覧ください。

 

【6寸勾配以上だと屋根足場が必要】

屋根塗装の画像

屋根足場が必要になるのは6寸勾配以上の屋根です。

ただし、作業上屋根足場があるとやりにくくなる場合もありますので、6寸勾配だから屋根足場が必要になるというわけではありません。

6寸5分以上の屋根は両手で物を持って作業するのは困難ですから、この角度を超える場合は屋根足場が必要になると思っていていいでしょう。

屋根足場の有無は建物によって判断が違ってきますから、実際に屋根を見て屋根足場を設置するか決める必要があります。

 

足場の必要性と工事代がお得になる方法についてはこちらの「塗装工事の足場は必要?工事をするのなら外壁と屋根をセットでお得に!」をご覧ください。

 

【屋根塗装をお考えの方に注意していただきたいこと】

屋根塗装は勾配で費用が変わる。屋根足場が必要なケースを解説します

前述したとおり足場を設置する理由は、安全性の確保と工事の品質を守るためです。

これは屋根足場も同じ理由です。

そのため明らかな急勾配なのに屋根足場を設置せずに工事をする施工業者は注意が必要です。

屋根足場がなければ工事代も安くなりますが、コストを抑えた分、工事の品質が悪くなってしまっては工事をする意味がありません。

長い目で見れば工事の品質が高ければコストは高くても長持ちしてトータルコストは抑えられます。

短い周期で工事をしてしまう方がメンテナンスコストは高くなりますので、工事代の安さだけで判断せずに適切な工事をしてくれるのかを重視することをおすすめします。

適切なメンテナンス工事をするには、実際に建物の状態を見てから工事プランを立てる必要があります。

当社は無料で建物診断と見積もり作成を実施しておりますので、これからメンテナンス工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。

建物の状態を診断し、お客様の建物に最適な工事プランをご提案させていただきます!

 

無料診断についてはこちらの「現地見積りについて」をご覧ください。

 

“mu”

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