コーキングとは、建物に生じる隙間(外壁目地やサッシまわりなどの開口部、取り合い部)に充填する防水充填材です。外壁塗装と一緒にコーキングもメンテナンスするのが一般的な流れですが、中でも特に注意したい箇所が「サッシまわり」です。
サッシまわりは構造上、水が入り込みやすく、古いままだと雨漏りを引き起こすリスクがあります。施工方法も外壁目地とは異なるため、メンテナンスをご計画の方は、どのような施工を行うのかポイントを押さえておきましょう。
本記事では、サッシまわりのコーキングメンテナンスについてわかりやすく解説します!
サッシまわりは雨漏りが起こりやすい!?
コーキングは樹脂を原料とする防水のための充填材です。窓は外壁をくり抜いた構造になっているため、どうしても水が入り込みやすい箇所といえます。
外壁内の防水は防水紙と防水テープによって雨仕舞いがなされています。
そしてコーキングは、外側からの水の浸入を防ぐ役割を担っています。
このことからコーキングが劣化すると水が入り込みやすくなり、雨漏りへとつながってしまうのです。
外壁の内部に入り込んだ水は、気づかないうちに内部を傷めてしまうため、サッシまわりのコーキングも定期的な点検することが大切です。
コーキングのメンテナンスや古いままにするリスクについてはこちらの「コーキングのメンテナンスをしないとどうなる?放っておくリスクについて」で解説しております。
コーキングの劣化サイン
次のような症状は、コーキングが劣化しているサインです。
・変色
・ひび割れ
・破断
・痩せ(縮み)
・剥離
上記のような劣化症状が出てくると隙間が生じてきます。その隙間が水の浸入口となり、窓のように構造上リスクの高い場所で雨漏りが発生します。
一般的なコーキングの耐用年数は10年前後です。現在では、オート化学工業の「オートンイクシード」のように、20〜30年も耐久する高機能コーキングも販売されています。メンテナンスの頻度をできるかぎり減らしたい方は、高耐久のコーキングをおすすめします。
サッシまわりのコーキングは増し打ち工法で実施するのが一般的
増し打ち工法とは?
増し打ち工法とは、既存のコーキングを残し、その上に新しいコーキングを打つ工法です。一方、既存のコーキングを完全に撤去してから充填する工法は「打ち替え工法」と呼ばれます。なお、増し打ち工法の場合でも、できる範囲でコーキングを撤去してから施工します。
打ち替え工法と増し打ち工法の違いについてはこちらの「コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!」をご覧ください。
なぜ増し打ち工法で施工しなければいけないのか
なぜサッシまわりは増し打ち工法で施工するのかというと、水が浸入しやすい構造であることに加え、コーキングを撤去する際に、外壁内の防水紙や防水テープを傷つける恐れがあるためです。
外壁内にある防水紙や防水テープを傷つけてしまった場合に、外側から完全に修復することができません。そのため、水の浸入リスクを下げるための安全策として、サッシまわりは増し打ち工法を用いています。
増し打ち工法の施工手順
サッシまわりのコーキング増し打ち工法の施工手順は以下の流れで行なっています。
1:必要に応じてコーキングを撤去
2:清掃
3:マスキングテープで養生
4:プライマー下塗り
5:コーキング充填
6:ヘラ押さえ仕上げ
7:マスキングテープ養生剥がし
養生に使うマスキングテープには粘着度に違いがあります。粘着度が高いと貼った面を傷つけることがあるため、貼る箇所に適したものを選びます。一般的にはコーキング専用のマスキングテープを使用します。
プライマーは接着性を高めるための下塗り材で、こちらもコーキング専用のものを用います。
ヘラ押さえは、コーキングの表面を整えるための工程です。仕上がりの美しさだけでなく、隙間なく密着させることや、必要に応じて水を流すために傾斜をつけるなどの目的で整えています。
コーキングは時間が経つと固まってしまうため、手際よく仕上げる必要があります。作業の途中で固まってしまうと隙間が生じ、雨漏りや施工不良の原因になります。
また、雨が降っているとコーキングが流れたり、硬化不良を起こしたりするため、作業は中止となります。作業日は必ず天気予報で雨が降らないことを確認してから進めます。
まとめ
サッシまわりは水が入り込みやすく、コーキングの劣化が雨漏りに直結しやすい箇所です。変色やひび割れ、痩せなどのサインを見つけたらメンテナンスの時期に来ているかもしれませんので、念のために専門業者に点検してもらいましょう。
H-makeでは建物診断や見積もりを無料で実施しております。建物の状態や必要な工事、今後のメンテナンスなど、現地にて詳しくご説明させていただきますので、お住まいのことでなにかお困りのことがありましたらお気軽にご相談ください!
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“mu”
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