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木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

 2023年9月29日

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

日本の住宅は現在でも木造が大半を占めています。

建物の構造体だけでなく、面格子や窓枠、玄関など様々なところで木材が使用されております。

木材は水を吸う性質がありますので、無塗装のままだと腐食してしまいます。

木材が腐食すると部材としての役割を果たせないばかりか、シロアリを寄せ付ける原因にもなってしまいますので、定期的に塗装することが大切です。

塗装というと外壁や屋根をイメージされるかもしれませんが、木部もメンテナンスを行なっておかないと劣化を早めてしまいます。

大切なお住まいをこれからも長く維持していくためにも、木部も忘れずに塗装をしましょう。

本日は木部塗装について解説いたします。

 

【木部はどこにある?】

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

まずは木材が建物のどこに使用されているか確認してみましょう。

木部が使われている部材はこちらがあります。

 

・破風板

・鼻隠し

・軒天井

・垂木

・窓枠

・面格子

・ウッドデッキ

・玄関

・フェンス

 

現在はアルミ製が主流になってきましたが、築年数が長い建物や和風住宅などは、木部材が使われており、まだまだ塗装工事をさせていただくことが多いです。

アルミは木材のように腐食しませんのでメンテナンスが楽ですが、木材はアルミにはないあたたかい風合いがありますので、木材を積極的に選ばれる方もたくさんいらっしゃいます。

また、木材は加工が容易なため、部分的に修理することが可能です。

定期的に塗装する手間はありますが、修理のしやすいという点では、アルミよりも木材のほうがメンテナンスしやすいです。

 

【木部は塗装で保護されている】

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

木部材を長持ちさせるには塗装で保護されてなければいけません。

内装材とは違い、屋外で使用されている部材は露出しているため、、風雨や砂埃、太陽の紫外線などにさらされている状態です。

様々な外的要因により、木材はカビや腐朽菌などを繁殖させて劣化を進めてしまうのです。

木材の劣化を防ぐには、塗装で保護されている必要があります。

定期的に塗装することで、木材そのものを覆い、風雨などからの劣化を防ぐことができるのです。

 

【木部の塗装は金属と比べると塗装の耐久性が低い】

木材は調湿作用があります。

調湿作用とは、湿気が多いときは木材が湿気を吸い、湿気が多いときは吸収した湿気を外に放出する働きのことです。

これが「木材は呼吸している」と言われる所以でして、この作用により木材は膨張・収縮を繰り返します。

膨張・収縮により動きが頻繁にあるため、塗膜もその動きに耐えきれず、剥がれやひび割れを起こしやすくなっています。

 

【木材の腐食はシロアリを寄せ付ける】

塗装で保護できなくなった木材は、水を吸い腐朽菌を繁殖させてボロボロに朽ちさせてしまいます。

手に触れただけでボロボロに落ちてしまったら、木材が腐食しているということです。

腐食した木材は水を多く含んでいるため、シロアリを寄せ付ける原因となります。

住宅にとってシロアリは天敵です。

建物内部の柱や土台など大事な構造体を食べてしまい、建物を著しく弱体化させてしまいます。

絶対に寄せ付けてはいけない存在ですから、腐食した木材をそのままにしておくのは要注意です。

 

劣化症状についてはこちらの「【外壁塗装・屋根塗装のタイミング】劣化症状は塗装のサイン!」もご参考にしてください。

 

【木部の塗装方法】

木部塗装はこちらの2つの方法があります。

 

・造膜タイプ

・浸透タイプ

 

これらの塗装方法の違いや特徴について下記でご説明いたします。

 

【造膜タイプ】

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

「造膜タイプ」は外壁塗装で使用される樹脂塗料のことです。

塗料が硬化すると塗膜を作ります。

その塗膜が塗装した面を覆い、風雨などから劣化を防ぎます。

仕上がり方は塗膜で覆うため木目は残りません。

また、木の質感も薄まってしまうのがデメリットです。

しかし、「造膜タイプ」は浸透型と比べてカラーラインナップが豊富でして、光沢の度合いも調整可能です。

耐久性や耐水性も「浸透タイプ」よりも高いですから、耐用年数を重視するなら「造膜タイプ」がおすすめです。

どうしても木目を残したい方は、無色透明のクリア塗装も選択肢の一つですが、汚れなどは隠れませんのでご注意ください。

 

【浸透タイプ】

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

「浸透タイプ」は木材に塗料を染み込ませて内部から保護します。

「オイル塗料」「ステイン塗料」と呼ばれており、木材に浸透させて膜を張り、色をつけていきます。

塗装面を塗膜が覆うわけではありませんので、木目をつぶさずに木の風合いを存分に活かすことができます。

「浸透タイプ」は塗膜の剥がれやひび割れが起きないことも強みでしょう。

ただし、「浸透タイプ」は「造膜タイプ」よりも耐久性が劣るため、塗装する頻度は多くなります。

塗装サイクルは短いですが、再塗装する際に旧塗膜を除去する必要がありませんので、作業性という観点では「造膜タイプ」よりも優れています。

 

【木部は3〜5年ほどを目安に塗装してください!】

木部を長く保つためには塗装が必要!塗装の必要性と塗装方法を解説

木材は面格子やウッドデッキなど用途を目的としたものから建物を形作る部材まで幅広く使われています。

これらの木部材を維持していくためには定期的に塗装が必要です。

外壁塗装は10年を目安にお勧めしておりますが、木部はそれよりも少しサイクルが短くなり、3〜5年ほどを目安に塗装することをお勧めしております。

塗料の種類で塗装サイクルを延ばすことも可能です。

塗装せずに放っておいてしまうと、木部は腐食を起こしてしまいますので、ある程度年数が経っている場合は木部塗装をご検討ください。

 

H-makeは無料で建物診断を実施しております。

これから塗装工事をお考えの方はお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「現地見積りについて」をご覧ください。

 

“mu”

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