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外壁にひび割れが!クラックはそのままでいい?

 2022年2月27日

クラックの画像

建物は年数が経ってくると劣化してきます。

外壁の劣化症状の一つひび割れは建築用語でクラックと呼んでいます。

クラックは軽微なものから重度な損傷まであり、補修方法も異なります。

ここでは外壁のクラックをそのままにしても大丈夫なのか、クラックの補修方法などをお伝えしていきます。

【外壁のヒビ割れはそのままでも大丈夫?】

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まず結論として、外壁にクラックが出ている場合は、そのままにせずなるべく早めに修理しておくことをおすすめします。

クラックは損傷の程度により影響を受けるところが違いますが、水が入る状態ではあるため建物にはよくありません。

外壁にクラックが生じていると起こるリスクは以下のことが挙げられます。

 

【外壁にクラックが生じているリスク】

・雨漏り

・構造体の腐食・劣化

・カビの発生

・シロアリ

・美観性の低下

 

外壁にヒビが入るため見栄えが悪くなりますが、リスクで深刻なのは雨漏り、構造体の腐食や劣化、シロアリです。

このリスクは建物の耐久性にとても影響し、被害にあうと強度が落ちて耐震性が低下してしまいます。

修理するにも工事規模が大きくなる傾向にありますので、なるべく被害が出る前に対処しておくことが大切です。

また、カビの発生も健康を害する要因なため注意しなければいけません。

 

塗装の必要性についてはこちらから

 

【クラックの種類】

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クラックは損傷の程度でヘアークラックと構造クラックに分けられています。

以下に二つのクラックの違いをお伝えします。

 

【ヘアークラック】

幅0.3mm以下、深さ4mm以下の軽微なクラックです。

構造への影響は少なく、すぐに修理が必要なほど深刻ではありません。

ただし、水が入ることには変わりありません。

ヘアークラックの場合、躯体の損傷までは及んでいませんが、塗膜にヒビが入ってしまっているため、水が入ってくると下地を濡らし、周辺の塗膜を浮かせてきてしまいます。

長く放置してしまうと塗膜が剥がれるばかりか、下地の劣化も早めてしまう可能性があります。

 

【構造クラック】

幅0.3mm以上、深さ5mm以上のクラックを構造クラック呼んでいます。

構造クラックは躯体を損傷させてしまっているため、建物の耐久性を落とし、深刻な状態です。

建物は地震や車の振動、強風などで揺れているため、躯体が損傷しているところは強度が落ちています。

構造クラックはなるべく早めに修理しておく必要があります。

【クラックは開口部に起きやすい】

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外壁のクラックは開口部に起きやすいです。

開口部は水の通り道にクラックができるため、屋内に水が入ってくるリスクがあります。

外壁の下には防水紙が張ってありますので、すぐに雨漏りすることはないですが、雨漏りしないからといって安心してはいけません。

 

水が入っている状態が長く続けば、防水紙の劣化は早まり、いずれ雨漏りしてしまいます。

開口部からの雨漏りは、修理するにも外壁の解体、窓の交換、外壁の復旧、などがあり、費用の負担も大きいです。

室内にまで水が流れてこないから大丈夫とは思わずに、開口部にクラックがありましたら放置せずに専門業者に状態を見てもらうことをおすすめします。

【クラック補修の方法】

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クラックの補修方法はヘアークラックと構造クラックで違います。

以下に各クラックの補修方法をお伝えします。

 

【ヘアークラック】

ヘアークラックはフィラーや弾性塗料、シーリング剤などで補修することができます。

軽微な損傷ですが、補修するときは追従性を持たせるために弾性塗料を使います。

先ほどもお伝えしましたが、建物は揺れているため、この揺れに追従できないと補修前と同じようにヒビが入ってしまいます。

 

クラックを補修したところは、他のところよりも割れやすくなっていますので、揺れに追従できるようにしておくことが大切です。

ただし、サイディングの場合は熱を溜めやすいという性質があるため弾性塗料は使えません。

そもそもサイディングはシーリング剤を充填した目地が設けてありますので、ヒビが入りにくい構造になっています。

サイディングにヒビが入ってしまったときは、シーリング剤を充填するか、パテを塗って補修します。

 

シーリングについてはこちらから

 

【構造クラック】

構造クラックは補修工程がヘアークラックよりも増えます。

まず、深くまでヒビが入ってしまっているため、表面だけ補修剤で塞いでも意味がありません。

そのため、構造クラックを補修する際は、ヒビが入っているところまで外壁をカットします。

この外壁をカットすることをUカットまたはVカットといいます。

 

ディスクサンダーで外壁をカットした後、粉塵やゴミなどを清掃し、プライマーを塗布。

プライマーは密着性を高めるもので、プライマーを塗布後にシーリング剤の充填、樹脂モルタル塗りなどを行なってクラックを塞ぎます。

 

モルタル外壁のような模様がつけられている場合は、補修したままだと模様が壊れてしまっているため、塗装の時に新しく模様を作って既存のところと補修したところの違いが出ないように仕上げます。

構造クラックは工程が増えるため、クラックを起こしている数や損傷程度によって違いはありますが、工事費用が通常よりも嵩んでしまう可能性があります。

費用を抑えるためにもクラックが大きくならないうちにメンテナンスしておくことをおすすめします。

【問題が起きる前に点検をしましょう!】

チェックの画像

ホームセンターにはクラックスケールというクラックの寸法を測れる道具が販売されています。

スケールは透明な板に目盛りが刻まれていて、クラックにスケールを当てるだけでどれくらいの大きさのクラックか測ることができます。

しかし、目視だけで深刻なクラックなのかどうかは、一般の方が判断できるようなものではありません。

 

クラックスケールは目安にはなりますが、今後の対処については専門業者に依頼して状態を見てもらうことをおすすめします。

当社も無料で建物診断を実施しております。

もし、外壁にクラックが生じていましたら、そのままにせずにぜひ当社にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらから

 

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