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ご存知でしたか?塗装してはいけない屋根や壁があります!

 2021年1月21日

屋根

外壁や屋根の材質や状態によっては、塗装をしてはいけないものもあります。

塗装店としては、なんでも塗れますといいたいところですが・・・。

ここでは、塗装してはいけない屋根や壁についてご説明します。

☞ニチハのパミールは塗装NG

「パミール」は、1996年から2008年にニチハより製造されたスレート屋根材です。

ニチハは窯業系サイディングで知られる最大手の外壁メーカーです。

施工後10年前後で不具合が見つかることの多い屋根で、テレビでも報道されました。現在は販売されていません。(ニチハ パミールで検索すると、その被害状況がよくわかります。)

パミールの屋根は、塗装しても屋根そのものが割れてはがれてしまうため、塗装は意味がありません。

1996年から2008年に建てられた家であれば、可能性はありますので、気を付けましょう。

当店にご依頼いただければ、見ただけでパミールかどうか判別できますので、お気軽にご相談ください。

☞劣化が進行している屋根は塗装NG

スレート屋根 劣化

おもに、スレート屋根(コロニアル、カラーベストとも言います)は、ものによって多少変わりますが、耐久性はもって20年、というところでしょうか。(メーカー保証はせいぜい10年です。)

スレート屋根は、耐久性が高いとはいいがたく、劣化が進行していると、塗装しても、耐用年数が期待できないことがあります。

劣化が進行していると、高圧洗浄だけでスレートが割れたりすることもあります。

その状態で塗装したところで、小さな衝撃で割れたりしますので、その場合は、塗装ではなく、カバー工法や葺き替えをご提案することが多いです。

屋根は雨漏りに直結する部分ですので、スレート屋根で、築20年以上経過していたら、塗装以外の選択肢も視野に入れましょう。

☞日本瓦(粘土瓦)の屋根は塗装NG

日本家屋には多く使われる日本瓦の屋根。

基本的に、日本瓦の屋根は塗装不要です。(漆喰の補修などのメンテナンスは必要です。)

外観や色味の問題で、塗装をするケースはありますが、メンテナンスという意味では不要です。

しかし、セメント瓦やモニエル瓦は、塗装での保護が必要です。

ただここで問題なのが、モニエル瓦。通常の塗装方法では、すぐに塗膜剥離をしてしまいます。

モニエル瓦の表層部にスラリー層と呼ばれるものがあります。

これが、塗膜の付着を妨げますので、高圧洗浄でこのスラリー層をきっちり落としてから塗装する必要があります。

この辺は、知識がない業者は、そのまま塗装してしまうので、早期塗膜剥がれが起きることもあります。

屋根材が何かわからない場合は一度見ますので、お気軽にご相談ください。

当社の屋根外壁0円点検がおススメです。

☞ジョリパッドや難付着サイディング

まず、ジョリパッドですが、これは、基本的には塗装が必要ありません。

しかし、ジョリパッドは汚れが目立ってしまうため、よくご相談をいただきます。基本的には、ジョリパッドは洗浄で大丈夫です。

ただ、色あせなどがある場合は、見栄えも少し良くないので、ジョリパッドフレッシュというジョリパッド専用の塗料で塗装することもできます。

次に難付着サイディングですが、これは、サイディング自体に、光触媒や、フッ素コートがされているものです。

そもそも汚れが付きにくいため、塗膜も付着しづらいのが難点です。

ただ、難付着サイディングは、そもそも塗装が必要ないことも多いため、あえて無理に塗装しようとすることもないかと思います。

このように、屋根材、外壁材によって、メンテナンス方法はそれぞれ異なります。

それを知らない塗装業者が施工すると、後々後悔することにもなりかねません。

塗装工事は決して安いものではありません。大切なお住まいを守るためにも、まずは当社の屋根外壁0円点検をご利用ください。

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