外壁塗装では鉄部という項目があります。鉄のイメージにあるとおり、経年劣化で錆びてきてしまうので、錆びる前に塗装することが大切です。
鉄は一度錆びてしまうと元に戻せなくなってしまい、状態がひどいと朽ちてしまったり、穴が開いてしまったりします。理想は錆びる前に塗装することです!
鉄部はいろいろな部材があります。本記事では外壁塗装にある鉄部の種類をご紹介いたします!
鉄部とは?
ベランダ笠木や雨樋の金具、配管、手すり、雨戸など鉄が使われている部材を鉄部と呼んでいます。いまではアルミやガルバリウムがよく使われるようになり、これらは基本的に塗装不要です。
塗装が必要な鉄部はトタンや鋼製の部材です。年数が経過するとメッキや塗装が摩耗して腐食を起こし、錆を発生させます。一度錆びてしまうと元に戻せなくなってしまうので、なるべく錆びる前に塗装することが大切です。
鉄部の種類
霧よけ(ひさし)
外壁から張り出している小さな屋根を霧よけといいます。窓や玄関の上に設けられており、屋根の部分に板金が張られています。
雨戸・戸袋
雨戸や戸袋の板のところは鋼板が使われています。枠やレールはアルミ製なので塗装しません。年数が経っていると戸車もすり減っていることがありますので、このタイミングで修理もご検討ください。
シャッターボックス
シャッターボックスは鋼板が使われています。経年劣化で色褪せてくるので、こちらも塗装をおすすめします。スラット(閉じる板のこと)は開閉操作の問題や衝撃で塗装が剥がれやすいこと、日中は閉じているためそこまで色褪せていないことなどにより塗装しないのが一般的です。ただし、車庫にある大きめのシャッターはスラットも一緒に塗装することがあります。
雨樋の金具
軒樋を固定する吊り金具や縦樋を固定する控え金具は鉄製のものがあります。錆びて折れていることがよくありますので、なるべく錆びる前に塗装することが望ましいです。もし金具が折れてしまっている場合は、雨樋が外れてしまわないように金具を交換しましょう。
水切り
外壁の下部と基礎の間に取り付けてあるのが水切り(土台水切り)です。樹脂製と金属製があります。衝撃で凹んでいることがあり、軽微な打痕でしたらパテなどで平滑にしてから塗装すると見栄えがきれいに仕上がります。
ベランダ笠木
ベランダ手すりの上端に被せてある部材が笠木です。近年ではアルミが主流ですが、その前はトタンが使われていました。トタンはメッキが摩耗すると錆びてしまいます。
ベランダ笠木から雨漏りすることもよくあり、塗装とコーキングの劣化が原因に挙げられます。塗装が摩耗していれば、コーキングも同じように劣化しているため、ご一緒にメンテナンスを行いください。
フェンス
敷地境界に設けられているフェンスには鉄製のものもあります。既製品だと損傷を受けた場合に補修が難しくなりますので、なるべく症状が悪くなる前に塗装を行いください。アルミや鋳物は基本的に塗装しませんのでご注意ください。
門扉
鉄製の門扉は錆びないように定期的に塗装が必要です。フェンスと同様に既製品だと損傷があった場合に補修が困難です。人から見られ、敷地の顔となる部分ですので、見栄えが悪くならないように定期的に塗装しましょう。
面格子
窓からの侵入を防ぐために設ける格子状の部材を面格子といいます。いまでこそアルミが主流となりましたが、その前は鉄や木材が使われていました。木材も塗装しないと水を吸って腐食を起こしてしまうため、鉄と同様に定期的に塗装を行いください。
勝手口・玄関
鉄製の玄関や勝手口は錆びないように塗装が必要です。マンションやアパートのように直接雨に濡れないところでも錆びることがあります。錆びる原因は結露によるもので、温度差が大きくなる冬は結露が発生しやすいので注意が必要です。
屋外階段
屋外階段は鉄骨が使われています。鋼板よりも層が厚いですが、錆びることで強度が低下してきます。人がのるところなので、十分に強度が保たれていないと危険です。錆が広がって朽ちてしまい崩落する事故も発生しておりますので、強度が保たれるように定期的に塗装して安全性を確保しましょう。
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ここまで鉄部の種類をご紹介してきました。鉄は水や空気に触れることで錆びてきます。理想は錆びる前に塗装することです。鉄部の塗装時期は塗装されている塗料にもよりますが、5〜10年くらいを目安にご計画していただくことをおすすめします。
劣化してくると色褪せや汚れの付着、塗膜のひび割れなどの症状が出てきます。これらの劣化症状も塗装を考えていただく大事なサインです。
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“mu”
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