外壁塗装の見積もりを見たら付帯部という項目が。
外壁を塗装するという認識しかしていなかったけれど、よくよく考えると建物には外壁以外にもいろいろな部材がある。
付帯部ってどこ?
このような疑問を抱いたことはないでしょうか?
外壁塗装は外壁の他に付帯部も塗装を行います。
建物の美観を保持するためには全体がきれいになっていることが大切で、付帯部も例外ではありません。
ここでは外壁塗装に含まれる付帯部について大事なことをお伝えしていきたいと思います。
【付帯部はどこを指す?】
付帯部とはどこのこと?
簡単に言いますと屋根と外壁以外のところです。
これだとどこを指しているかわからないですよね。
具体的に言いますと付帯部は建物によって違いがあり、必ず含まれているというわけではありませんので、実際に塗装を行う際はご自分の家にある付帯部を把握しておくことが大切です。
一般的に付帯部となる箇所は以下の部分があります。
・破風板
・幕板
・軒天井
・雨戸・戸袋
・庇
・雨樋
・水切り
・笠木
・玄関
【付帯部は一緒に塗装をした方がいい?】
外壁塗装を行うときは付帯部も一緒に塗装しておくことをお勧めします。
付帯部を塗装する理由は、外壁と同じように経年劣化を起こし、建物の美観性が落ちるからです。
外壁だけきれいになっても付帯部など、他のところが汚れていたり、塗装が古くなっていたりしていたら仕上がりも中途半端になってしまいます。
建物の美観性を向上するためには、建物全体がきれいになっていることが大切ですので、塗り残しがないようにしましょう。
また、付帯部も屋外に面して風雨にさらされているため年数ごとに摩耗し、損傷してしまいます。
損傷をすれば交換が必要となりますし、水が入ってきてしまう原因にもなります。
付帯部から雨漏りを起こす可能性は十分にありますので、ちゃんとメンテナンスをしておかなければいけません。
外壁塗装と一緒に付帯部も塗装した方がいい理由は以下のこともあります。
【外壁塗装と別々で行ってしまうと工事費用が高くなる】
外壁塗装と付帯部の塗装は高所作業が含まれるため、足場がなければ作業ができません。
付帯部を後から塗装することになると、工事をするのにまた足場を設置する必要が出てきてしまいます。
1回の工事で終わらすのと2回の工事で終わらすのとでは、足場1回分の費用の違いが出ます。
足場の金額は建物の規模によって変わりますが、相場では20万円もかかります。
外壁塗装と付帯部を一緒に行うことで20万円も節約ができますので、別々に行うのはお勧めできません。
【メンテナンススケジュールがずれる】
メンテナンスを一緒に行う最大のメリットは、メンテナンススケジュールを合わせることができることです。
メンテナンススケジュールを合わせることで、工事回数が減り、効率良く建物を維持することができます。
また、まとめて工事を行うことで金額が安くなることもあり、トータルコストを抑えることが期待できます。
【美観性が中途半端になってしまう】
外壁塗装を行う目的は防水性を保つことだけでなく、外観をきれいにすることもあります。
外壁塗装を行うきっかけは塗装の色あせや外観が古く見えてしまっているからではないでしょうか。
外壁塗装の時に付帯部も塗装をした方がいい理由は、この外観の見栄えに関係しているからです。
外壁がきれいになっても付帯部の塗装が古いと、見栄えは中途半端になってしまい、とてもではないですがきれいな外観とは言えない仕上がりになってしまうでしょう。
建物の美観を維持していくためにも外壁塗装を行う時は付帯部も一緒に塗装してあげましょう。
【塗装と一緒に補修をしておきたい付帯部】
外壁塗装と一緒に行っておきたいのが付帯部の補修です。
以下の付帯部は劣化すると損傷や不具合を起こしますので、塗装の際に一緒に補修することをお勧めします。
【雨樋の損傷や清掃】
雨樋が劣化すると接合部に隙間ができてしまったり、破損を起こしてしまうことがあります。
雨樋はいくつもの部材が組み合わさって構成されていますので、接合部のところはどうしもて弱くなり、不具合が起こりやすいです。
雨樋から水漏れを起こすと外壁が汚れて塗装の劣化を早める原因となります。
また、雨樋の中に落ち葉や埃などが入って溜まってしまうと水詰まりを起こしてしまい、雨樋から水が溢れてきてしまいますので、定期的に清掃することをお勧めします。
雨樋の補修や清掃は足場が必要ですので、外壁塗装と一緒に行っておきましょう。
【破風板や幕板、軒天井の損傷】
破風板や幕板、軒天井が損傷してしまうと交換しなければいけなくなります。
コーキング処理されているところもありますので、外壁塗装と一緒にメンテナンスしておくことが大切です。
交換しなければいけないほどの損傷が起きないように、事前に塗装をしておくことがなによりも望ましいです。
こちらも高所作業となるため、足場のあるうちにメンテナンスしておくことをお勧めします。
【ガラリや窓などのコーキング】
建物は水が入ってこないようにコーキングを打って防水処理しています。
コーキングは紫外線などで経年劣化を起こし、ひび割れや隙間ができてしまうため、定期的に打ち替えておくことが大切です。
建物全体のコーキングを打ち替えるとなると足場が必要になります。
別々に行うと足場代がもったいないですので、外壁塗装と一緒にメンテナンスしておくといいでしょう。
コーキング工事についてはこちらの「コーキングについて」をご覧ください。
【付帯部は見積もりをよく確認すること】
前述したように付帯部は建物によって違いますので、外壁塗装を行う際はご自分でもどこを塗装するのか把握しておくことが大切です。
塗装箇所は見積もりに記載されています。
塗り残しがあると、塗装が古くなっているところがかえって目立ってしまいますので気をつけましょう。
見積もりに含まれていないのを工事が始まってから気がついて後からお願いすると、追加費用が発生してしまう可能性があります。
工事が始まる前に塗装箇所を把握しておき、含まれていないところがありましたら業者に指摘して見積もりに追加してもらいましょう。
「そこも追加しておきます」と口だけの約束にはせずに、書類として残しておく方が後々トラブルに発展しにくくなります。
付帯部は建物のアクセントとなりますので、色選びもこだわりましょう。
色選びの時はカラーシミュレーションのご利用がお勧めです。
詳しくはこちらの「カラーシミュレーション」をご覧ください。
当社の無料診断はこちらの「現地見積りについて」をご覧ください。
“mu”
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