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コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

 2023年8月23日

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

これから外壁塗装をされる方は、ぜひコーキング工事も行なっていただきたいです。

コーキングのメンテナンス時期は10年前後が目安です。

コーキングがひび割れてきたり、剥がれてきたりしたらメンテナンスが必要なサインとなりますので、ぜひ工事をご検討してみてください。

 

コーキング工事は「打ち替え」と「増し打ち」の二つの工法があり、施工状況に合わせて適切な工法を選択する必要があります。

間違った施工をしているとコーキング工事をする意味がなくなってしまいますので、工事を行う前にぜひここでご紹介する内容を押さえてください!

 

【コーキング工事はどんなことをする?】

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

まずコーキングとはどんな材料なのかご説明します。

コーキングは使用前は液体でして、空気に触れると硬化して弾力のあるゴムのようになります。

用途は建物に生じる隙間を埋めることでして、防水性と気密性を保つ大事な役割を担っています。

 

少し紛らわしいですが、コーキングはシーリングとも呼び、どちらも同じ意味として扱っています。

そしてこの工事で用いる工法に「打ち替え」と「増し打ち」があるのです。

それではこれらの工法の違いを解説していきます。

 

コーキング工事についてはこちらの「コーキング工事とは?メンテナンスのタイミングと工事の流れ」もご参考にしてください。

 

【コーキングの打ち替えと増し打ちの違い】

それではコーキングの工法について解説していきますね!

先ほどもお伝えしたようにコーキングの工法は「打ち替え」と「増し打ち」の二つの工法があります。

 

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

「打ち替え」は古くなったコーキングを撤去し、新しいコーキングを充填する工法のことです。

打ち替えは以下の流れで行います。

 

【打ち替え工法の流れ】

1:既存コーキング撤去

2:清掃〜養生

3:プライマー下塗り

4:新規コーキング充填

5:ヘラ押さえ仕上げ

6:養生剥がし〜施工完了

 

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

そして次に「増し打ち」です。

「増し打ち」は古くなったコーキングを残し、その上から新しいコーキングを充填する工法。

古いコーキングを残すといっても、表面の古くなったところなどできる範囲で撤去します。

「増し打ち」は以下の流れで行います。

 

【増し打ち工法の流れ】

1:できる範囲で古くなったコーキングを撤去

2:養生

3:プライマー下塗り

4:新規コーキング充填

5:ヘラ押さえ仕上げ

6:養生剥がし〜施工完了

 

「打ち替え」と「増し打ち」の大きな違いは、古いコーキングを完全に撤去するか、しないかです。

 

二つの工法があるとどちらの工法がメリットがあるかが気になりますよね。

それでは次に「打ち替え」と「増し打ち」のメリット・デメリットを見ていきましょう。

 

【コーキングの打ち替えと増し打ちのメリット・デメリット】

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

【コーキング打ち替えのメリット・デメリット】

【メリット】 【デメリット】

・コーキング厚を確保でき、仕様通りの性能を発揮できる

・耐用年数が長い

・既存コーキングの撤去作業が必要

・増し打ちよりも時間がかかる

・施工中の雨に注意が必要

 

「打ち替え」は既存コーキングを完全に撤去するため、メーカーの仕様通りの性能を発揮できます。

デメリットに挙げていることは、「打ち替え」なら当然のことでして、あえてデメリットで挙げるならというレベルです。

打ち替え工事はこれらのデメリットを踏まえて行なっておりますので、特別大きなデメリットというわけではありません。

 

【コーキング増し打ちのメリット・デメリット】

【メリット】 【デメリット】

・コストを抑えられる

・打ち替えよりも手間が少ない

・施工する場所によっては水の侵入リスクを回避できる

・コーキング厚を確保しにくい

・厚みが確保されていないと性能が落ちる

・ひび割れや剥がれを起こす恐れがある

 

コストが安くなる理由は、打ち替えよりもコーキング量が少なく済むことと、施工する手間も少ないからです。

また、開口部や入隅など施工状況によっては雨水の侵入リスクを回避できます。

 

「増し打ち」で注意しなければいけないのが、コーキング厚です。

どうしても充填深さが浅くなりますので、コーキング厚を確保しにくいというデメリットがあります。

コーキング厚が薄くなると性能が落ちてしまうため、なるべく厚みを確保できるように施工に工夫が必要です。

また、古いコーキングを残しているため、プライマー処理など密着性を高めておかないとひび割れや剥がれを起こす恐れがあります。

 

【コーキングの工法はどのように使い分ける?】

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

二つの工法があると、どちらの工法を用いた方がいいのか迷いますよね?

安定性を重視するなら仕様通りに施工できる「打ち替え」が優れています。

 

ですが、「打ち替え」と「増し打ち」は施工状況に合わせて適切な工法を採用することが大切です。

 

前述しましたが、開口部や入隅などは「打ち替え」で行うと雨水が侵入するリスクがあるため、「増し打ち」で行うのが適切です。

それに代わり、コーキング厚が重要で、施工上コーキングをすべて撤去しても問題がない外壁目地は「打ち替え」が適しています。

 

コーキング工事は雨水が侵入するリスクがないかぎり「打ち替え」で行うのが基本です。

 

施工状況に合わせて適切な工法を使い分けることが重要です。

 

【コーキング工事はDIYできる?】

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

コーキングはホームセンターにも販売されており、身近な材料です。

屋外だけでなく、キッチンや洗面所など水回りにもコーキングが使用されており、現在ではDIYが流行っておりますので、自分でコーキング工事をしたいという方もいらっしゃるかと思います。

 

ですが、コーキングを扱う際に注意していただきたいのが、雨漏りにつながる場所はDIYで行わないことです。

 

水の流れというのは非常に複雑な流れ方をしまして、下手にコーキングを打ってしまうと水の流れが変わり、雨漏りを拡大させてしまう恐れがあります。

防水に関わる場所はDIYではなく、できるだけプロにお任せください!

 

H-makeは無料で建物診断を実施しております。

お住まいのメンテナンスのことで何かお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「現地見積りについて」をご覧ください。

 

【まとめ】

コーキング工事の打ち替えと増し打ちの違い・工法の使い分けについて解説!

コーキングの工法は「打ち替え」と「増し打ち」があります。

これらの工法の違いは以下のとおりです。

 

打ち替え:既存コーキングを撤去して、新しいコーキングを充填する

増し打ち:既存コーキングを残して、新しいコーキングを充填する

 

そして、これらの工法は施工状況に合わせて適切な工法を採用することが大事です。

 

工事に失敗しないためには「見積もりをよく確認すること」「業者から工事について詳しく説明をもらうこと」です。

コーキング工事を行う際は、「打ち替え」と「増し打ち」についても細かく確認しておきましょう!

 

当社は高耐久のコーキングもご用意しております。

ご興味のある方はこちらの「コーキングについて」をご覧ください。

 

“mu”

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